各自に合わせたインスリン療法

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各自に合わせたインスリン療法

インスリン療法を行っている女性、子供、高齢者にはそれぞれ知っておかなくてはいけないことがあります。まず女性の方がインスリン療法を行っているときの注意点はなにかあるのでしょうか。

 

それは月経周期によるホルモンバランスの変化です。女性ホルモンの変化によってインスリンの感受性が変わるため血糖値が変動してしまいます。その逆に血糖コントロールができていないと月経不順をひきおこしたりもします。血糖値を自己測定し、インスリン投与量を自分でコントロールすることができれば安心して暮らせます。

 

また糖尿病患者が妊娠を希望する場合は、妊娠をする前からの徹底した糖尿病治療と血糖コントロールを行う必要があります。なぜなら糖尿病合併妊娠では子供に異常が起こる確率が高くなってしまったり、母体の合併症が悪化したりしてしまうからです。そのため徹底した糖尿病治療と血糖値のコントロールを行って妊娠する計画妊娠が必要なのです。

 

次に子どもがインスリン療法を行う場合の注意点をみていきましょう。1型、2型ともに食事療法と運動療法が治療の中心となりますが、それでもよくならない場合はインスリン療法が用いられます。

 

自分で注射をする必要があるため、子供自身がインスリン注射の必要性や気を付けることなどを理解しておくことが大切です。また自己管理ができるまでは家族だけでなく社会の協力が不可欠になるため周りの方の理解も必要になります。

 

そして2型糖尿病の場合は早期に治療を開始して肥満を解消することができれば、血糖状態も回復することができ、食事療法、運動療法のみに変更できるようにもなります。また1型糖尿病はずっとインスリン療法と付き合っていかなければいけません。しかしできるだけ周りの子と同じように生活しながらインスリン療法を続けていけるようにしていくことが大切です。

 

最後に高齢者がインスリン療法を行う場合の注意点をみていきましょう。高齢者の場合、糖尿病にかかっている期間や合併症の有無、ライフスタイルなどもそれぞれのため、きめ細やかな指導が必要になってきます。

 

そして高血糖による合併症と低血糖による認知症やうつ症状などを回避することができるような血糖の目標値が定められます。以上のように女性、子供、高齢者にはそれぞれ注意点があるため、各自に合わせたインスリン療法が必要になってきます。